ゲーム概要

RPGツクール2000で製作されたスタンダードなコマンド選択式アドベンチャーゲーム。「シークエンス」という一つ一つの章で区切られ、新しい話が追加されるごとにダウンロードしていく形です。また、通常はツクール作品の実行に必要となるRTP(ランタイムパッケージ)がインストールされていなくてもプレイ可能になっています。
ゲームは「ノーマ学院」を中心に繰り広げられるギャグ満載のコミカル系の内容になります。時にはシリアスな場面にも遭遇しますが、全体の80%以上はギャグ路線を突き進んでいます。フリーゲームに限らず、これほど笑い重視の作品も珍しいでしょう。アドベンチャーゲームということで難しい操作は無く、推理のような謎解きも存在しないので、ゲーム初心者にも取っ付きやすい作品です。
グラフィック面では各キャラクターにオリジナルグラフィックが用意され、生徒や先生など個性的な登場人物が多数登場します。そしてアドベンチャーゲームでありながら戦闘もあり、シークエンス4にて初の戦闘イベントが発生します。この戦闘システムもオリジナリティ溢れるものですので、戦闘を体験するためにシークエンス4を目標にプレイしてみるのもいいかもしれません。
登場人物
シルフェイド見聞録には先生や生徒を始め、自警団や不良グループ、妖精やペットなど、実に様々なキャラクターが登場します。全ての登場人物にオリジナルグラフィックが充てられており、彼らの性格も個性的で印象に残る曲者揃いです。主人公「エシュター」と同じ部に所属する4人のメンバーや、本作で最も目立っているであろう教頭先生、サブキャラクターと思いきや、物語に深く関わってきそうなキャラクターなどなど。どのキャラクターも1度や2度は笑わせてくれる存在です。
戦闘システム
シークエンス4で発生する初の戦闘イベント。そのシステムはシンプルで非常に分かりやすいものです。キャラクターには「WILLポイント」が与えられ、これを攻撃・防御の双方に振り分けて戦います。WILLポイントを攻撃で大量に使用してしまうと防御がおろそかになり、中途半端な攻撃をしてもなかなか相手を倒せません。WILLポイントはターンごとに回復していき、次のターンを見据えた使い方が重要になるでしょう。また、相手にもWILLポイントが設定されているので、隙を見て攻撃へ転じたり、最後の一撃を放ったりと、シンプルながらも奥の深い戦術性を秘めたシステムです。
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| 「シルフェイド見聞録」は2006/3/27の時点でシークエンス6まで公開されています。派手な演出やサウンドなどはありませんが、とにかくギャグが満載というちょっと異色の作品です。
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