ゲームは「フェイズ」という流れで進行し、各フェイズによって選択できる行動が決まっています。部隊の移動先を指定したり傭兵の雇用、装備の変更を行う「オーガフェイズ」、オーガフェイズで指定した場所に移動し、敵がいれば戦闘を行う「ウォーフェイズ」。この2つのフェイズが交互に行われ、テンポの良い進行を可能にしています。
戦闘は陣形を決めるだけで、兵士同士の戦いは自動で行われます。陣形は「突撃」「分散」「包囲」の3つが用意され、これらはジャンケンのような相関関係があります。また、兵士のタイプも「剣兵」「騎兵」「弓兵」の3つがあり、こちらも同じような関係になっています。戦闘中は1ターンごとに陣形変更が可能になっており、相手の動きを読んで陣形を変化させていくのがポイントになっています。
ウィザードの扱う魔法は「GHOST GAUGE」を消費します。これは戦闘で死んだ者の魂であり、味方兵士の魂も含まれます。つまり、味方が死ぬことでも魔力を蓄えられるというもの。この「GHOST GAUGE」は魔法軍共通のもので、ある部隊長が魔法を使い過ぎれば他の部隊長が魔法を使えないという事態も発生します。部隊ごとの戦略のみならず、軍全体としての戦略も必要になる面白いシステムです。
シミュレーションRPGでありながら、ダンジョン探索も用意されています。ダンジョンには部隊単位で挑戦することができ、ダンジョンを攻略することによって魔道具が手に入ったりと軍の強化が可能です。ダンジョン内では「SEARCH FLOOR」コマンドによって各階の調査を行い、その際にモンスターと遭遇したり、宝箱や階段を発見していきます。
| エンシェントヴァイスにはシェアウェアの「魔法王戦記」の他に、同じくシェアウェアの「最速制覇編」やフリーウェアの「ハイネル城編」が公開されています。 | ||